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新入社員や若手社員の方に身につけてほしいこと


新入社員や若手社員に身につけてほしいこと

 

人間関係に疲れた、なぜかやる気が出ない、会社に行くのが辛い、そもそも給料が低い、自分の評価が低い、もっと認められたいなど、様々な理由で転職を希望される方がいます。

これらの理由は分かりますが、転職したらすぐに解決するのでしょうか?

 

これらの理由の一部は解決する場合もあるかもしれませんが、それは一時的なもので、本質的な解決策ではありません。

新しい人間関係のなかで、今までとは違った方とのおつきあいは一時的には新鮮かもしれませんが、どの職場でもいろいろな社員の方がいますので、前職と同じようなケースがおこるかもしれません。

職場を変えて一時的にやる気がでたとしても、しばらくするとまた前と同じ状態になるかもしれませんね。

転職して仮に給与が上がっても、その後昇給・昇格しなければ、元の木阿弥(もとのもくあみ)です。

 

では、いったい転職前にする事はなんでしょうか?

これを身につけてほしいです。

どこの企業に行っても必要とされるスキルとは、一般的にはポータブルスキルと言われているもので

この中でも私が一番大切だと思うのは『社会人基礎力』です。

 

『社会人基礎力』とはなんでしょう。

経済産業省によれば、組織や地域社会の中で多様な人々とともに仕事を行って行く上必要な基礎能力となります。
結論からいいますと
社会人基礎力は3つの能力と12の要素で構成されています。

■前に踏み出す力(アクション)

①主体性
物事に進んで取り組む力
②働きかけ力
他人に働きかけ巻き込む力
③実行力
目標を設定し確実に実行する力

■考え抜く力(シンキング)

④課題発見力
現状を分析し目的や課題を明らかにする力
⑤計画力
課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
⑥創造性
新しい価値を生み出す力

■チームで働く力(チームワーク)

⑦発進力
自分の意見をわかりやすく伝える力
⑧傾聴力
相手の意見を丁寧に聴く力
⑨柔軟性
意見の違いや立場の違いを理解する力
⑩情況把握力
自分と周囲の人々と物事との関係性を理解する力
⑪規律性
社会のルールや人との約束を守る力
⑫ストレスコントロール力
ストレスの発生源に対応する力

社会人基礎力を高めるために…。

社会人基礎力は特殊な能力ではなく、むしろ社会の一員たる社会人として生きていくために、当然のように求められます。
しかし、これを学べば身に付くといった正解がないため、高めていくのが意外と難しいともいえます。

前に踏み出す力(アクション)…一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力です。

今回は主体性について…

主体性とは、文字通り自ら『主体的』に動く事の出来る能力です。
指示を待つのではなく、自らやるべき事を見つけて、積極的に取り組むことで、“前に踏み出す”という力の一翼を担うものです。
私は若い頃はあまりできていませんでした…苦笑。
でも最近はここにきてやっと意識してできるようになりました。
遅過ぎますよね…。

【皆様への質問】

チームを組んで、一つのプロジェクトを動かしています。ところが、仕事の量が多く
このままではチームの手にあまる事態となりそうです。チームの一員として、あなた
なら、どうしたら良いと思いますか?