還暦からの底力
立命館アジア太平洋大学(APU)学長の出口治明氏の新著「還暦からの底力」が売れに売れているそうです。
「還暦からの底力」という本が2週間で発行部数は10万部を突破し、またたく間にベストセラーとなりました。
出口氏は大手生命保険会社でのサラリーマンを皮切りに、あの有名なライフネット生命を立ち上げ
大学のトップになった常に新たなキャリアを積み上げてきた方です。
そんな出口氏の言葉には、深い洞察が溢れています。
《「仕事が生きがい」という考え方も、自分自身を無くしてしまうことに他なりません。(中略)
それよりも人間の幸福にとって大事なことは、食べて寝て遊んで、子供を育て、好きなところへいき、言いたいことを伝えることです》
このように書かれていますが、私も全く同感ですね‥ただそのためには必要最低限のお金が必要です。
だから人生の持ち時間の約2割を、仕事に費やして、成果を出すために全力を傾けます。
それはそれで素晴らしいことなのですが
何ごとも極端に走れば、歪みがでてしまいますね。
なかには、たった2割に全てを費やしてきたまま定年を迎えて、することがなくなり
いつの間にか、肩書きへの執念へと変わっていく人がいるらしいです。
例えば、講演会などで「元◯◯会社 常務」などと書かれた名刺を受け取る度に悲しい気持ちになるそうです。
昔は大企業の役員だった、などと過去の栄光にすがり、昔の部下に使われたくないと不満を漏らす人がいますが
在職中にどれだけ輝かしい実績を残しても、とっくの昔に外れた肩書きをひきづっていたら目も当てられない。
老兵はただ去りゆくのみと書かれていますので、この言葉は肝に銘じておきたいと思いますね。
立命館アジア太平洋大学
APUホームページより
2006年9月14日(木)、2006年秋セメスターRA就任式を実施しました。RAとはレジデントアシスタントの略で
APハウスにおいて大学と協力して寮生の生活支援をしている学生のことを言います。
RAの役割は、日本にはじめて来た国際学生が日本の生活に適応できるよう支援をすること、寮生活の規範を確立すること、寮における交流を促進することです。具体的には、APUに入学してくる国際学生をバス停で迎えるピックアップサービスの提供、別府市のゴミ分別方法の説明、ウェルカムパーティーや年末のカウントダウンパーティーなどのイベントの実施、各フロアにおけるフロアパーティー開催等の多岐に渡る活動を行っています。
APハウスの各フロアには平均約45名の寮生が住んでおり、国際学生RAと国内学生RAのペアがそのフロアの担当として各フロアに居住しています。フロアでは、国際学生から「日本語を教えて欲しい!」といった相談や「インターネットの接続方法を教えて!」といった寮生からRAへの相談が深夜まで及ぶこともあります。
RAリーダーの山本大君は「生活の場で日常的に国際交流ができるAPハウスで暮らしたかったから、APUへ入学してRAになりました。寮生から受ける相談は大変なものもあるけど、その後はとても仲良くなれるから、RAをやっていくことはとても楽しいです。」とインタビューに答えました。
右から3番目が山本大(私の長男です)