コラム

《専門家に聞く》シリーズ…ストレスに負けない小さな習慣 『6つの栄養素を意識的に摂ることで栄養型うつは防げる


3割の人の症状が栄養指導により改善

疲れやすい、気分が晴れない、眠りが浅い…などのうつ状態は、精神疾患としてのうつではなく、栄養の問題が原因かもしれません。

その場合、食事療法などで栄養状態を改善すれば、うつ状態が治ることがあるそうです。

(日本栄養精神医学研究会会長/医療法人山口病院 副医院長 奥平智之氏による)

 

✳️鉄欠乏うつ…女性、子供、激しい運動をする人は要注意

貧血にまでは至らない隠れ鉄欠乏症で心身の不調をきたしている人は多いそうです。

おすすめ食材

レバー、赤身肉、大豆、青魚、貝類、卵黄、小松菜、春菊

 

✳️亜鉛欠乏うつ…成長期の子供、ストレスや慢性疾患のある人、高齢者は要注意

不足すると、性ホルモンや成長ホルモンの生成が低下するため、記憶や認知機能を司る海馬の機能にも

影響がでる可能性がある。

おすすめ食材

牡蠣、牛肉、レバー、大豆、ナッツ、卵黄

 

✳️マグネシウム欠乏うつ…ストレスが多い人、加工食品をよく食べる人、アルコールやカフェインを撮る量が多い人は要注意

筋肉の弛緩、、新陳代謝やエネルギー産生に欠かせないミネラル。アルコールの分解要素なので、毎日飲酒する人は不足しがち。

おすすめ食材

大豆、海藻、ココア、ナッツ、にがり

 

✳️ビタミンD欠乏うつ…過度の紫外線カット、外にあまりでない人、高齢者、肥満、コレステロール欠乏の人は要注意

紫外線が皮膚にあたると、コレステロールからビタミンDが作られる。従って室内で仕事をするため陽が当たらない人や

コレステロール欠乏の人はビタミンD不足になりがち。

おすすめ食材

鮭、青魚、カレイ、ウナギ、キノコ類、卵