コラム

失敗しないための転職アドバイス《会社選びの3つの視点》


毎日転職を希望されている方とお話をさせていただいておりますが、皆様それぞれ転職の理由は異なりますので、一人ひとりに、しっかりと現在までのキャリアを確認したり、今後のご希望などをヒアリングしたうえで、できるだけその方にあった求人を提案しているつもりではあります。

でももしかしたらそれだけでは、足らないのかもしれませんね。

給与や待遇に不満のある方はそのあたりのアップを目指して、人間関係や社風に満足していない方にはそこに視点をあてて探せば良いのでしょうか。

もちろんそこは大切なことなのですが、以外と転職先でも同じ問題や悩みを抱えて再度転職を考える方が多いのが事実です。

すなわち、同じ理由で転職を繰り返すことが多いのです。

ではいったい、どのような視点で転職先を探せばよいのでしょうか。

 

全くちがう視点で企業を観ることが重要です。

ではどういう観点から企業を選べば良いのでしょうか。これも人それぞれ価値観が違うので、断定はできませんが、私の考えは、以下の3つの視点になります。

 

 

①Hill Top…その職場の丘の上から、将来の希望が見えるか❔

いま企業をとりまく環境は変化が激しく、IoT化や将来のAIの導入など難しい問題が山積みされています。

これまでと同じやり方をしているのにうまく行かないのは当然で、大企業でさえも生き残りをかけてもがいている状況だと思います。

そんな中、企業の規模は問わず、何かをしかけて、その先にわずかな希望の光がみえているかどうかが大切です。

わずかでも光明が見えていれば、それに向かってみんなで邁進することができるのです。

そういう企業は大いに可能性があると思います。

 

 

②Batter Box…中途入社者が力を発揮できる裁量権や風土、環境があるか❔

ある程度できあがり、硬直した組織では、退職等に伴う補充で中途採用をしても、結果十分な権限や裁量が与えられないケースがよくあります。

従来から長く勤務しているプロパー社員や新卒採用者が活躍している場合などはそれに当たります。

そもそもバッターボックス=打席に立てなければどうしようもないのです。

そうではなくて、中途採用者にも権限や裁量を大胆に与えてチャレンジさせてくれる会社かどうかがポイントになります。

 

 

③ Life  Work Fitting…生涯現役で活躍するための柔軟な働き方ができるか❔

働き方改革が叫ばれる一方で、一人ひとりの価値観は多様化しています。

共働き夫婦が増え、社会人の学び直しという問題、あるいは親の介護、年金の受給年齢など、様々な問題があります。

そのような問題に対処すべく、企業は様々な働き方を検討しています。

定年の延長あるいは、そもそも定年制度の撤廃、在宅勤務、リモートワーク、副業の容認などなど…。

 

将来の自分の理想の人生が、その企業の中でイメージできるかが重要となります。

 

以上3つのポイントをあげてみましたが、これはあくまで参考ですので、このようなことも頭の片隅にいれて転職活動を進めていただければと思います。

 

ご質問などがありましたら、いつでもお気軽にご連絡くださいませ。

皆様の益々のご活躍を祈念しております。