コラム

いまどきの新人・若手を読み解く4つの鍵


最近の新人・若手社員の特徴

Point1 将来が不安

 

バブル崩壊後に生まれた彼らは『努力すれば必ず良くなる』という実感がない。
一生懸命頑張っている先輩の姿、なんとか業績をアップしようとしている会社を
みても…。
ここにきてコロナの問題など、問題ばかりがみえてしまう。
また、自分やその周囲でもリストラを経験したという家庭も多く
そういう話を聞くと、この先の将来期待が持てず、むしろ漠然とした不安が先立ってしまう。

 

Point2  正解を検索

 

わからないことは検索すると見つかる。
ですので、サーチ力や情報処理能力には長けている人材が多く
難しい状況をキーワード化して整理することが上手です。
ただ、正解は自分の外にあるものと信じており
本当は正解は自分の中にあったりするのに、そこに気づいていないケースがある。
さらに重要なのは、ビジネスや仕事においては正解がないことがほとんどなので
自分で仮説をたてて、検証していかなければならないのに
正解がないフィールドにきたのだということが、分かっていないし
場合によっては、それを研修や教育の場で教えていないことが問題です。

 

Point3   コミュニケーションの形

 

子供の時からSNSがあったので、好きな時に、好きな人と、好きな形でとるものと
思っている。
ただ、大震災なども経験しており、本当は人と繋がりたいと思っているが
周囲から、マイナス評価されることを根本的に恐れているので
本音は一部の人にしか言わない傾向が強い。
隠そうとしているというよりは、自分が否定されるであろう人との関係はもたず
むしろ、自分の中にある不安を解消するために、自分の内面にエネルギーを
費やしている人が多いと感じます。

 

Point4    勝手にプレッシャー

 

いまどきの若者はストレスに弱い
これは気にしなくてもよいです。
というのは、私が新卒で入社した40年近く前でも
今年の新入社員は線が細くて、ストレスに弱そうだといわれていましたからね。
というよりも、自分はなんでもできるという意識を持ったまま社会人になるケースがあるので
ちょっと失敗したり、トラブルが起きると
自分のせいだと悩んでなかなか立ち直れない人がいるのは事実ですね。
このような傾向があるということを踏まえて、新入社員や若手社員の育成をしていけば
もともと勉強ができたり、真面目な人が多いので
早期に戦力化できる可能性が高まると考えています。