コラム

無敗の牝馬3冠達成 デアリングタクト


第25回秋華賞(GI)は無敗で挑んだデアリングタクトが見事、春の桜花賞(GI)、オークス(GI)に続く牝馬三冠を達成した。牝馬三冠はJRA史上6頭目だが、無敗による達成は初めてである。

 ※秋華賞は1996年に新設されたGI。それ以前の1976年から1995年まではエリザベス女王杯が現3歳世代の牝馬三冠の最終巻門の役目を果たしていた。

秋華賞でのデアリングタクトの馬体重はプラス14キロ。パドックでは発汗しておりテンションの高さが見受けられたが、レースでは道中は折り合ってジッと脚をため、勝負どころからキッチリ脚を伸ばし”完勝”と言えるレース運びだった。

 

この馬は、どんな馬場状態でも、距離もマイルから2,400mまで、全て柔軟に対応出来るのが強みだ。

桜花賞では雨の重馬場、オークスは2,400mを差しきり、今回は女王の貫禄を見せて圧勝となった。

おそらく2,000m当たりが最も適性があると思われるが、暮れの有馬記念あたりで

アーモンド・アイとの直接対決を見たいものだ。

今後のこの馬の活躍が楽しみとなりました。